『日本は「お金が欲しい」が最上位、「愛を信じる」が最下位
他国に比べて悲観的な日本の生活者が浮き彫りに』
何かうら寂しいタイトルだが、そんな調査結果が、Webにリリース(博報堂生活総研の8ヶ国調定点調査)されていました。
この調査は、アジア8ヶ国(日本、中国、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、シンガポール)の生活者の意識や価値観、行動を把握することを目的としたそうです。
その中で、前述のようなちょっと悲しい結果がでたとのこと、少しその具体例を覗いてみます。
◇ 自分の将来イメージは暗い:下図グラフ左
「自分の将来イメージは暗い」と尋ねる調査項目では、日本は「自分の将来イメージは暗い」とする割合が最も多く、43.7%と半数弱の人が「暗い」と回答しています。それに比べ、他7ヶ国での「暗い」とする回答は、6ヶ国が10%未満、唯一、二桁のシンガポールでも14.1%と日本の三分の一です。
◇ 家族とすごす時間を増やしたい:上図グラフ右
一方、「家族と過ごす時間を増やしたいか」と尋ねる項目、日本は最下位の28.2%であると共に、男女差が大きく、女性は33.5%、男性は23.0%と、その差が10%近くなっています。他の7ヶ国では絶対値(%)が高いにもかかわらず、男女差は、シンガポールの0.1%を始め1%程度の差が多く、最大でも中国の5.5%の男女差に留まっているようです。
◇ その他の項目の状況
他の項目の詳細は原情報をご覧いただくとし、「おい! 日本 大丈夫?」かと思う、結果を引用しておきます。
○ 日本が最上位(1位)の項目
○ 日本が最下位(8位)の項目
☞ 転載・引用
図やデータは情報源から転載引用させていただきました。スペースの都合で文・レイアウト共に編集する場合があります。
記述はできるだけ原典の表現を尊重していますが、抜粋紹介のため、図を含めて表現や用語を変更・省略・整理していますのでご了承ください。
正確を期したい場合は原情報にあたってください。
📖 原情報・出典
グローバル定点2023
https://seikatsusoken.jp/newsrelease/20243/
博報堂生活総合研究所
👀
「そんなはずはなかろう」と、思いたいですが、昨今、いろいろな場面で、それを裏付けるような出来事に直面します。何時も、現代日本人の各年代での未成熟さを感じていますが、価値観自体も変わってきているようです。何もかもが昔の方が良かったなどと露にも思いませんが、時々、というより、結構頻繁に、「昔だったら、どうだろう」と考えさせられるようなことに出会います。価値観の置き所が変わってきたのでしょうか。見る側、こちらの人間が古くなった故か? ・・であれば良いと願います。
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