温暖化・環境汚染によって人は攻撃的なる?

下記の情報源によると、イヌによる咬傷事故の発生率が、紫外線量が増加した場合に11%、気温上昇の場合に4%、オゾン濃度上昇の場合に3%上昇したと報告されています。これとは対照的に、降水量の増加の場合はわずかに低下(1%)し、PM2.5濃度上昇の場合は変化がなかったそうです。

オゾン1.03最高気温1.04降水量0.99
PM2.51.00紫外線1.11休日と週末0.94
ゼロ膨張ポアソン一般化加法モデルの結果 : 詳細は原情報を

犬に噛まれるリスクは、暑くて晴れた日やスモッグの日に高くなる

10 年間にわたる 8 都市にわたる、合計 69,525 件の犬咬傷事件と 1 日あたりの平均 3 件の犬咬傷事件 (四分位範囲 ) を含む 11,082 の完全なデータポイントを含めました。イヌによる咬傷発生率は、オゾン、気温、紫外線照射量の増加とともに増加し、雨の日や休日には減少することがわかりました。

なぜかPM2.5では影響を受けない

呼吸器や循環器への影響が心配されている、PM2.5では、なぜかイヌによる咬傷発生率は影響を受けなかったそうです。

暑い日や日差しの強い日は犬を散歩させないようにしたり、大気汚染がひどい日は犬を屋内に留めておくようにしたりするよう、レポートでは勧めています。不快を感じそうな日には、少しトーンを下げ、イヌに優しく、ソフトに接してあげる必要がありそうです。

果たして犬ばかりでしょうか・・・ 我々人間は??

さて、タイトルに言う、我々人間の場合はどうなのでしょう。これまでの研究で、イヌばかりではなく、気温の上昇と大気汚染の増加は、ヒト、アカゲザル、ラット、マウスの攻撃性の増加に関連していることが発表されてきたそうです。

残念ながらヒトでの研究を目にしたことがなく、Webでも漁ってみようと思います。


☞ 転載・引用
図やデータは情報源から転載引用させていただきました。
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記述はできるだけ原典の表現を尊重していますが、抜粋紹介のため、図を含めて表現や用語を変更・省略・整理していますのでご了承ください。
正確を期したい場合は原情報にあたってください。

📖 原情報・出典
気温の上昇や大気汚染の悪化によってイヌに噛まれやすくなる
 https://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/14533
Nature Japan

The risk of being bitten by a dog is higher on hot, sunny, and smoggy days
 https://www.nature.com/articles/s41598-023-35115-6
 Nature scientific reports



👀
我が家の娘が猫を飼っていますが、猫の場合はどうなのでしょうか?
いやいや、犬だ猫だどころではなく、我々人間はどうなのでしょう。

前述の通り、人での研究を未だ目にしておらず、確認せねばいけませんが、昨今の殺人や傷害は随分とヒステリックな感じがします。殺人や傷害は昔からありますが、最近は加害者が殺人・傷害の行為に及んでしまった動機や心理構造を、全く理解できないケースが多いと思うのは、私だけでしょうか。

環境汚染や温暖化により精神構造がおかしくなったのは、犬猫より我々なのかも知れません。
もっとも環境を破壊してきた主犯は私たち人間ですから、当然の酬いなのでしょうが・・・。

これから温暖化や環境汚染は、ますます酷くなっていくでしょう。
我々も狂人への道をまっしぐらのようですね。

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