緑茶やコーヒーを飲む習慣があると病気になりにくい、と言う話は随分昔から言われています。静岡県の胃がん死亡率が低いのは、茶どころでもあり、お茶を食前・食中・食後と良く飲むからだいう話を聞いたこともあります。
さて今回は、緑茶・コーヒーの摂取と腎がんリスクのレポートから引用です。斜体は原文引用
◇ 女性では緑茶・コーヒー摂取量が多いと腎がんの罹患リスクは低かった
早速グラフを見てみます。
グラフ(上図)に示されたとおり、以下のように報告されています。
緑茶では
1日に5杯以上緑茶を摂取する女性のグループでは、腎がんの罹患リスクが55%低く、摂取量が多いほど腎がんの罹患リスクは低いことが示されました。男性では、緑茶と腎がんの罹患リスクとの関連は見られませんでした。
またコーヒでは
1日に1-2杯コーヒーを摂取する女性のグループでは、腎がんの罹患リスクが62%低くなっていましたが、摂取量が増えるほど腎がんのリスクが低くなるような関係は見られませんでした(下図)。一方で、男性では、コーヒーでも緑茶と同様に、腎がんの罹患リスクとの関連は見られませんでした。
と報告されています。
上記の引用は、ある期間(ここでは19年間)に腎がんになった(罹患した)人と、ならなかった人の生活習慣です。緑茶・コーヒーが人の腎がんを抑制するメカニズムが確認されたものではありませんので、誤解の無きようお願いします。
☞ 転載・引用
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記述はできるだけ原典の表現を尊重していますが、抜粋紹介のため、図を含めて表現や用語を変更・省略・整理していますのでご了承ください。
正確を期したい場合は原情報にあたってください。
📖 原情報・出典
緑茶・コーヒーの摂取と腎がんのリスクとの関連について
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/9103.html
国立がん研究センター 多目的コホート研究
自覚症状が出にくい腎がん。特徴や進歩する手術・薬について
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1162.html
NHK健康チャンネル
👀
女性はゆったりとお茶を飲み休憩。男はお茶休みを短時間(お茶1杯だけ)にし、せっせと働くのが癌リスクを下げる、のかと僻みたくなるような結果です。
男女に差が出るのはなぜでしょう。原情報でいわれているように、性ホルモンの分泌量の違いということなのでしょうか? その仕組みは?・・面白そうです。
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