なぜ誤情報を信じ続けるのか?

ネットでウクライナ情報を見ると、半数以上、否、大半がフェイクのようだ。多くはフェイクと呼ぶには稚拙すぎ、お遊びの範囲のようなので、問題無いと言えるかも知れない。が、事実を知りたいときには、それら有象無象までがリストされ迷惑ではある。

これからは、フェイクが簡単に作成流布されることがますます多くなるのだろう、全く情報発信・受信の一般化・日常化は便利なのか、煩雑をもたらしているのか・・・。
さて、Webに
「信じている誤情報に対する訂正記事のクリックを選択的に避けるということはあるのか?」、「選択的に避ける傾向の強い人はどのような特徴があるのか?」という問いを検証した
との記事(プレスリリース)があったので引用転載する。

◇ 訂正情報の効果を制限するオンライン行動の特徴を解明

信じている誤情報に対する訂正記事のクリックを選択的に避けるということはあるのか?」、もしあるとすれば「選択的に避ける傾向の強い人はどのような特徴があるのか?」という問いを検証した。

・「信じている誤情報に対する訂正記事」を
 選択的にクリックするグループ(57%)と
 選択的に避けるグループ(43%)に分かれた。

・上記クリックするグループの
 前者は「信じている誤情報に対する訂正記事」の42%がクリックする
 後者は7%しかクリックしなかった。このことは、
 後者が持つ誤った信念の93%は訂正される機会を逃していることを意味する。

・誤情報対策として、
 今後訂正情報を広く共有していくためには、
 この少なくない人々に見られる選択的回避というクリック行動の特徴を明らかにし、
 インターフェースデザインや介入方法につなげていくことが必要である。

図はクリックされた、不快な(事実都合)の悪い事実、都合の良い事実、フィラー(ダミー)関連リンクの割合。
○ 左と中央のパネル
・刺激の種類(不快な事実/心地良い事実/フィラー)を比較。
・信念更新(事実暴露)グループが最も不快な事実をクリックしました。
・一方、信念確認(事実回避)グループは不快な事実をクリックすることが最も少なかった。
・信念確認(事実回避)グループは都合の良い事実をクリックした
・フィラー(ダミー)と同じくらい、不都合な事実だけを選択的に避けます。
○ 右パネル
・参加者を「信念更新(事実暴露)」「信念確認(事実回避)」のグループに分類せずに全体での割合

☞ 転載・引用
図やデータは情報源から転載引用させていただきました。スペースの都合で文・レイアウト共に編集する場合があります。
記述はできるだけ原典の表現を尊重していますが、抜粋紹介のため、図を含めて表現や用語を変更・省略・整理していますのでご了承ください。
正確を期したい場合は原情報にあたってください。

📖 原情報・出典
なぜひとは誤情報を信じ続けるのか?
訂正情報の効果を制限するオンライン行動の特徴を解明
https://www.nitech.ac.jp/news/press/2023/10402.html
名古屋大学 プレスリリース
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2023/05/press20230509-02-information.html
東北大学 プレスリリース



👀
確証バイアスは、それに陥らぬ仕組みがないと、なかなか避け難く、抜出すのが難しい。情報的健康を保つためにも、情報接触へのサポートをしてくれる「仕組み」が提供されると有り難いと感じる。

「誤情報を信じ続けないためには どうすればよいか」
ChatGPTに質問した答えが下記。  少し長いがChatGPTクンに教えられる。

-* ここから -*

誤情報を信じ続けないためには、以下のアプローチを試してみることが重要です。

①情報の信頼性を確認する:
情報源が信頼できるかどうかを評価しましょう。信頼性の高い報道機関や専門家の発言を参考にすることが重要です。また、複数の情報源を比較してみることも大切です。

②ファクトチェックを行う:
主張や情報が本当かどうかを確認するために、ファクトチェックサイトを利用しましょう。信頼できるファクトチェックサイトは、特定の主張や情報が事実に基づいているかどうかを評価しています。

③クリティカルシンキングを養う:
自分自身で情報を評価する能力を養うことが重要です。情報を受け取る際には、主張の根拠や証拠を考えること、バイアスや偏見に気をつけること、情報の一部だけを切り取られていないかを確認することなどが重要です。

④専門家の意見を参考にする:
特定の分野に関する情報を得る場合には、専門家の意見や専門知識を参考にしましょう。専門家はより深い洞察を持っており、誤情報を見抜くのに役立ちます。

⑤ソーシャルメディアの使用に注意する:
ソーシャルメディアは情報の拡散手段として広く使われていますが、そこで拡散される情報は必ずしも正確ではありません。ソーシャルメディアの情報を鵜呑みにせず、他の信頼性の高い情報源と比較検討することが重要です。

⑥自己反省をする:
過去に誤情報を信じ込んだ経験から学びましょう。自分の誤りを認めることや、新たな情報や証拠が現れた際に自分の意見を修正することが重要です。

これらのアプローチを組み合わせて利用することで、誤情報を信じ続けるリスクを最小限に抑えることができます。

-* ここまで -*

chatGPTクンの③⑥でも言及されているが、日頃から、これからは思考力とメタ認知力が特に大切と、感じている。chatGPTクン、良くまとめてくれている。いろいろと、とろい頭を動かさずとも、chatGPTクンにお任せでいけそう。
こりゃぁ 楽で良い。が、ますます頭が・・・・だな。

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