3.11を前に 社会課題を知る

今週末11日は東日本大震災3.11です。振り返る時間は速く、12年が経つのですね。
地震などの自然災害は何時起るか分りませんが、日本は地震が多いこともあり、誰もが関心のある社会課題の一つです。3.11を前に、ほんの一時、自然災害をはじめとした「社会課題」を考えてみます。

「関心のある社会課題」として12カ国で調査したレポートがありましたので、2年ほど前の調査のようですが、覗いてみました。ここでは特段の意味はありませんが、地震が関連する「自然災害」を色塗りしてあります。

◇ 関心のある社会課題

各国 n はサンプルサイズ(人数)

どのような社会課題に関心があるかは、それぞれの国、民族の状況で異なります。
そういった面で、今その国で何が社会課題として注目されているかを見ると、そのお国事情を垣間見ることができそうです。
関心の上位に来る社会課題は、その国が置かれた自然や社会環境を良く反映しています。
原情報の中から該当部分の説明を引用します。

国によって関心をもつ社会課題は異なります。ヨーロッパのドイツとイギリスでは「海洋プラスチックごみ」がもっとも関心を集めています。EUでは世界に先駆けて、2018年に圧Uプラスチック戦略」が発表され、2019年には使い捨てプラスチックの規制案が採択されました。外食産業をはじめとしたさまざまな企業がプラスチックごみ削減に対応を迫られた結果、プラスチックごみについての課題意識は、人びとの暮らしのなかでも感じられる程度に浸透しているようです。

一方、ASEANでは、「貧困・飢餓」や「失業率」などの経済的な課題や、「教育」「医療・公衆衛生」などの社会インフラへの関心の方が高いようです。

また、経験したことのないような災害が近年多く起こっていることを反映してか、日本、ドイツ、ベトナムでは「自然災害」が上位にランクインしています。
社会課題についての意識は、個々人の生活のなかでの実感もさることながら、国や企業のあリ方やメディアから得る情報も、大きな影響を及ぼしていると考えられます。

(「サステナブル・ライフスタイル意識調査2021」レポートより引用)

☞ 転載・引用
図やデータは情報源から転載引用させていただきました。スペースの都合で文・レイアウト共に編集する場合があります。
記述はできるだけ原典の表現を尊重していますが、抜粋紹介のため、図を含めて表現や用語を変更・省略・整理していますのでご了承ください。
正確を期したい場合は原情報にあたってください。

📖 原情報・出典
 災害に対する人びとの意識と災害伝承の取り組み事例
 https://institute.dentsu.com/articles/2812/
 電通総研
 防災・減災の「自分ごと化」

インデックス写真
  THE SANKEI NEWS より借用転載   
  https://www.sankei.com/article/20200910-GC75A5ASK5IQDKRRRBZS52XVOA/



👀
引用部の最後「国や企業のあリ方やメディアから得る情報も、大きな影響を及ぼしていると考えられます。」を痛感します。私たちはきちんと【社会課題】を把握できているのだろうか、把握できる情報環境にいるのだろうか?

さて、12年前
2011.3.11 私は出張で大分にいっており、ホテルについて災害を知りました。急いで自宅に電話しましたが、通じず、ホテルの近くに公衆電話があると教わり、そこからの電話で家人に様子を聴き安堵しました。が、夜分のテレビニュースで、災害の大きさ酷さを初めて知った始末です。

12年たった今も、震災前の生活とは、ほど遠い生活を強いられている方々も少なくないようです。私はその実情を知りません。というよりこれだけ情報過多でありながら、どこにそういった情報があるかすら知る術を持ちません。災害の度に思うことですが、国や行政、マスコミは、その存在意義を理解した上で、情報提供や被災者対応をして欲しいものです。

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