「男らしく」「女らしく」 親の期待
いきなりですがグラフを見ていきます。
グラフは、子どもの性別に見た、両親それぞれの、子育ての考え方に関する調査結果です。
具体的には、「男の子は男らしく,女の子は女らしく育てるべきだ という考え方について、どう思うか」を尋ねた結果だそうです。
*グラフは情報源のグラフ上の数値から再作成しています。情報源のグラフ上の数値は簡略され、小数点以下は記載されていません、端数にずれがおき、原情報と1~2値のずれが出ています。ご了承ください。
乱暴に言ってしまえば、男親の方が女の子・男の子ともに「らしさ」を求める度合いが強いようです。
この調査を見て最初に思ったことは
「[男らしさ][女らしさ]って何なのだろう」ということです。レポートの中にも明確な定義は記されておらず、仮に私が回答者であったら、困ってしまったことでしょう。
「男らしさ」「女らしさ」
[男らしさ][女らしさ]??
困ったときのチャットAIクン 尋ねてみました。
[男らしさ][女らしさ]とはどういうことだろう。その定義を考えてみてくれる。
○ chatGPTクンの回答
「男らしさ」と「女らしさ」は、社会的に構築された性別の役割やステレオタイプに関連する概念です。これらの概念は、文化、時代、地域によっても異なる解釈や期待が存在します。ただし、性別やジェンダーに関する理解が進んだ現代社会では、これらの概念についての見方や定義は多様化しています。
「男らしさ」は一般的には、伝統的な男性の特質や行動パターンに関連付けられることがあります。これには、力強さ、自己主張、競争性、冷静さ、合理性、決断力などの特徴が含まれることがあります。また、物理的な強さやリーダーシップ能力、責任感、冷静な判断力なども、男らしさの要素として考えられることがあります。
一方、「女らしさ」は、伝統的に女性に関連付けられる特徴や行動パターンを指すことがあります。これには、優しさ、思いやり、柔軟性、社交性、感情表現、世話好き、協力性などの特徴が含まれることがあります。また、共感力や寛容さ、直感的な判断力、状況への適応能力なども、女らしさの要素として考えられることがあります。
しかしながら、これらの特徴や行動パターンは個人によって異なり、性別によって必ずしも決定されるものではありません。また、男性や女性に対する社会的な期待や役割は文化や時代によっても大きく変化することがあります。現代では、性別やジェンダーは多様なスペクトラムで存在し、個々の人々が自らのアイデンティティを自由に表現することが尊重されるべきであると考えられています。
したがって、「男らしさ」と「女らしさ」の定義は、個人や社会のバイアスや前提によって大きく異なることがあるため、単一の普遍的な定義を提供することは難しいと言えます。
○ Bardクンの回答
男らしさや女らしさは、社会や文化によって定義されるものです。日本では、男らしさは力強さ、勇敢さ、責任感、リーダーシップといったものとして、女らしさは優しさ、思いやり、家庭的といったものとして考えられることが多いです。しかし、これらの概念は時代や場所によって変化し、常に一定ではありません。例えば、昔は女性は家で家事をするのが当たり前と考えられていました。しかし、今では女性も男性と同じように社会で働き、活躍しています。このように、男らしさや女らしさは、時代や場所によって変化する概念であり、一概に定義することはできません。
男らしさや女らしさは、あくまでも社会や文化によって作られた概念です。私たちは、これらの概念に縛られることなく、自分の個性を活かして生きるべきです。
「男らしさ」「女らしさ」は既に過去の遺物で良い
両クンの言いたいことは、どうやら同じで「男らしさ」「女らしさ」に拘るのではなく、個々のアイデンティティ・個性を活かせと言うことでしょうか?
性差は尊重しても、拘束されるものではなく、発揮すべきジェンダーを活かせということでしょう。
そのことは、多くの親御さんも承知でしょうから、どうも調査結果ほど、「男らしく」「女らしく」を願っているとは少し考え難くくも感じます。
この調査で「どちらとも言えない」と言う中間選択肢があったらどうだったでしょう。「賛成」「どちらと言えば賛成」「どちらとも言えない」「どちらかと言えば反対」「反対」の5選択肢での調査結果を見てみたいものです。
☞ 転載・引用
図やデータは情報源から転載引用させていただきました。スペースの都合で文・レイアウト共に編集する場合があります。
記述はできるだけ原典の表現を尊重していますが、抜粋紹介のため、図を含めて表現や用語を変更・省略・整理していますのでご了承ください。
正確を期したい場合は原情報にあたってください。
📖 原情報・出典
ジェンダーをめぐる中高生と親の意識
https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/20230601_5.html
NHK放送文化研究所
👀
昨日、「LGBT法案」が衆院で可決されました。「性的指向やジェンダーアイデンティティを理由とする不当な差別はあってはならない」と意味の分からない言葉が並んでいる法ですが、法でどうこうなる、しようとする考えには、呆れ返るしかありません。
さて、話は変わりますが、ブログを昔は、事務所の販促を目的として作成していました。今もそれはありますが、それは半ば諦め、新たな目的として、ぼけ防止のためにブログやツイッタを書いています。が、チャットAI等という便利なものがでてき、文章を考え作成する時間も減り、ぼけに拍車が掛かりそうです。
そういった面では、確かにAIは怖い存在になるのかも知れません。レファレンス能力は敵いそうにありません。アイデアや検証力も負けるかもしれないですね。せめて、思考力、中でも批判的、脇道的思考力は負けたくないものです。冗長度をAIに学習実現されたら、私たちは何をしませう。
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